

ヘミシンクとは、心を瞑想状態に導くための音響技術です。ステレオヘッドフォンから聞こえる音に耳を傾け、ナレーションに従っているうちに、精神は起きているけれども、体は眠っているという、非常にリラックスした状態に導かれます。座禅僧のように鍛錬を積まなくても瞑想に入れるという画期的な技術です。
この技術を開発したのは、アメリカのロバート・モンロー(1915年10月30日-1995年3月17日)という元実業家で、モンロー研究所の創立者です。変性意識状態研究におけるパイオニアであり、自身が開発した技術で体験したスピリチュアルな体験を何冊もの書籍に著しています。
技術的には、ヘッドフォンの左右から周波数が異なる音を聞くと右脳と左脳の脳波が同調する自然現象を利用したものです。右から100ヘルツ、左から104ヘルツの音が聞こえてきている場合、脳はその差の4ヘルツで同調します。
私たちの脳は、覚醒状態にあるときはベータ波を、リラックス状態にあるときはアルファ波を、瞑想状態にあるときはシータ波を出しています。4ヘルツという周波数は、シータ波に相当する波ですので、自然と瞑想状態に入れるという理論です。
この瞑想状態には、何段階もあり、さらにどういう瞑想を体験するかによって、ヘミシンクのエクササイズが異なってきます。たとえば集中力を増すためのヘミシンクCD、無条件の愛を学ぶヘミシンクCD、遠隔透視を行うためのヘミシンクCDなどです。
常に瞑想状態にあることが目的ではなく、環境音楽として流しておいたり、短時間で十分な睡眠効果が得られるように工夫された昼寝用ヘミシンクCDというのもあります。
個人的な経験も含め、ヘミシンクは無害と言えます。ただ精神的な疾患を患っていたり、自動車を運転していたりする場合は、使用を差し控えるようにという忠告が記されています。
ヘミシンクは決して怖いものではありません。むしろ心と体のリフレッシュを促してくれるだけでなく、内的な自分によって自分の進むべき人生の進路や生きがいに気づかされるという効果が期待できます。